香川県高松市丸亀町2番地13 高松丸亀町弐番街3号館4階

理事長所信

理事長

公益社団法人高松青年会議所

第57代理事長 西村周子

スローガン

和 顔 愛 語
~思いやりと感謝の心をもって~

基本方針

1.積極的な参加による自己成長

2.人間力溢れる人の育成

3.思いやりと感謝の心を育む

4.地域を牽引するリーダーの育成

5.繋がりを活かし、笑顔溢れる明るい高松の創造

6.未来に繋がる強い組織づくり

 

理事長所信

■はじめに

公益社団法人 高松青年会議所(以下、高松JC)は、1957年 戦後の混沌とした時代の中で「修練」・「奉仕」・「友情」の三信条のもと、明るい豊かな社会を創造するためにその時代に即したJC運動を展開し、2016年に創立60周年という節目の年を迎えました。私たちは、60年の長きにわたる高松JCの歴史や伝統を創り上げてこられた先輩諸兄に感謝の気持ちを忘れず、高い志を受け継ぎ、魅力ある青年会議所であり続けます。

「挑戦し続けることは青年会議所での重要な学びのひとつである」

私たちは今を生きる責任世代として、率先して行動し新たな一歩を恐れず、挑戦し続けるリーダーとならなければなりません。地域社会において何が必要とされているのかを考え、問題や課題に真摯に向き合い、JAYCEE[1]だからこそできることを追究し、志を同じくする仲間とともに英知と勇気と情熱をもって歩んで参ります。


[1]JAYCEE:青年会議所会員

■人間力溢れる人へ

青年会議所が目指す明るい豊かな社会の創造のためには、国内外を問わず社会の発展のために問題や課題に向き合い、力強く取り組んでいる若者の活動を地域全体で支援することが求められています。

日本青年会議所が1987年にTOYP大賞としてスタートした「人間力大賞事業」は、現在日本各地に広がっています。高松JCでも、2012年度より香川県内で様々な分野で活動し続ける魅力ある若者たちを地域に発信し支援する場として、「高松人間力大賞」を継続的に実施しています。そして、その活動は日本全国でも広がりを持ち、人間力溢れる若者との繋がりを活かし、事業の協力支援・協働開催により、子どもたちや地域のために、少しずつではありますが、運動の輪が広がり始めました。未来を担う若者が地域で活躍する人間力溢れる人と出会い、活動にふれることにより夢や希望を見出す機会として、地域の学生にも積極的に人間力大賞事業に参画できるように展開して参ります。幅広い若者との事業の連携を図る過程の中で、地域を思う心や明るい未来を描く想像力、そして懸命に取り組む向上心や探究心を大切にすることで、ともに人間力を磨いて参ります。さらに、継続的に支援頂いている企業をはじめ、各諸団体、高松人間力大賞事業で繋がった方々とも連携を深め、各分野で活躍する学生や若者たちをより多く発掘し、お互いの活動を支援し合い、勇気や夢を持てるような場を創出し、地域に幅広く発信します。私たちは傑出した若者たちとの出会いを通して、問題や課題を的確に捉えることのできる知識や見識と、その解決に向けて行動する強い意志と実行力を持ち合わせた人間力溢れる人となります。

■心豊かな道徳心を育む

現代社会は、急激な社会環境の変化により少子高齢化・核家族化が進み、地域社会との繋がりが薄れ、社会や人に対する無関心さや自分さえ良ければいいという利己的な考えをもった大人が増えてきています。そして、子どもの世代においても簡単に人を傷つけ、誹謗中傷やいじめにより自らの命を絶つというような心の荒廃がもたらす事件が増えてきています。これらは私たち大人の教育環境の反映であり、大人としてのあり方に問題があるように思います。

子どもたちが豊かな人間性を育むためには、まず身近な大人である私たちが子どもの視点に立ち、自らの言動や大人としてのモラルや意識を改善し、姿勢を正すことからはじめなければなりません。私たちは、長い歴史を通じて受け継がれてきた和の精神や日本人としての心を見つめ直し、道徳心をもつ人へと成長することが必要です。そして、今の子どもたちが大人になる時代を考え、心豊かな道徳心を育むために、私たちが地域の人々とともに社会全体で子どもたちへの教育を大切にする温かい風土を醸成し、ともに成長する共育を推進します。

2011年度より高松JCが継続的に実践している「教育実践事業」では、各プログラムを市内の小学校を対象に実施するという形だけに留まらず、誰もが幅広く活用できるよう広い視点で検証し、地域教育を推進して参ります。

 

■私たちが住む地域を誇りに

厚生労働省が発表した「日本の地域別将来推計人口」によると、香川県で見る人口推移は、現在の約97万5千人から2040年には77万人へと減少します。その結果、地域の生産性や競争力は低下し、若い世代を中心に年金や医療、介護などの社会保障に係る経済的な負担は増え、経済成長率がマイナスになる危機的な状態が予想されます。

このような状況を改善するために、地域の特性を活かした将来設計を思索し行動する次代のリーダーを増やすことが大切です。帰りたいまち、愛着をもって住み続けたいまち、何年先も自分たちの生まれ育った郷土を誇りに思えるようなまちを、常に先見性と柔軟な対応力をもって創造していかなくてはいけません。そして、自分たちの地域をより発展させていくために、高松JCのネットワークを活かし、次代の担い手とともに地域を経営するという観点で地域に根差した運動を展開して参ります。社会貢献意識をもった未来を担う人を増やし、活気に満ち溢れる地域社会を創造します。

 

■国際的な視野をもった人となる

世界中の人や物、情報、企業、金融が国境を超え繋がるグローバル社会の中、国籍・言語・文化が多様化し、異なる文化を持つ人々が互いの文化的な違いや価値観を受け入れ尊重し、新たな関係性を創造することが重要視されています。私たちは、青年会議所のネットワークを活かした外交を通して、一人ひとりが国際社会の一員であるという意識をもち、世界の平和と友情に寄与して参ります。

高松JCでは、近隣諸国との友好関係を構築するために恒久的な世界平和と国際社会の発展を望み、お互いの歴史・文化・慣習など、宗教や言葉の壁を越えて海外姉妹・友好都市の青年と姉妹・友好関係を通して交流を深めてきました。市との国際交流は、諸先輩方が築いてこられた日本中・世界中の国際都市と直接繋がり、グローバルな観点で視野を広げる貴重な機会です。私たちは、更なる会員相互の理解と交流を深め、今後10年間姉妹・友好都市との相互交流を継続的に推進して参ります。また、相互理解・異文化交流を通し、異文化への理解を深め、お互いの考え方や価値観を尊重し、国際的視野を持った世界を平和へ導く人材を育成することで、発展的な友好関係を築いて参ります。さらに、私たちは国連が取り組む国際問題解決のために継続的に取り組んでいるUNSDGs[2]推進事業において、国際社会の一員として当事者意識をもち、国際問題の現状を把握し、関係諸団体との連携を図り国際社会の発展と安定に向けて問題解決に取り組んで参ります。


[2]UNSDGs:国際連合が人間、地球及び繁栄のための行動計画として、2030年までに達成する目標を掲げた、17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGs)」

 

■仲間と出会い、ともに成長するために

なぜ、私たちの運動には一人でも多くの仲間が必要なのでしょうか。1905年 青年会議所は、セントルイスに住む若い銀行員ヘンリー・ギッセンバイヤー・ジュニアにより「社会において青年が真に活躍するようになるべきだ」という展望をもって創られました。そして、100年経った現在では世界100か国以上に広がりをもち、およそ20万人の仲間が増えています。

このように、いつの時代においても世の中を変えてきたのは、たった一人の行動からでした。一人きりでは、世の中を変えることはできません。その声に賛同し行動する仲間が必要となります。一人で言えば愚痴、10人で声となり、100人で力となります。JC運動も組織の発展もすべての可能性は、人から生まれるものです。そして、私たちは青年会議所の基本理念である「明るい豊かな社会」の実現のために多くの志を同じくするメンバーを増やしていかなければなりません。昨今の全国の青年会議所会員数は減少傾向にあり、高松JCでもメンバーの減少は深刻な課題であります。私たちは今後、運動を支える同志を一人でも多く発掘する必要があります。また、私たちが地域から必要とされる団体であり続けるために、志同じくする同志を増やし、メンバー其々が青年会議所の運動の目的や存在意義を再確認し理解を深め、互い切磋琢磨することで組織の永続的な発展に繋げて参ります。

 

■力強い組織へと成長するために

私たちが理想とする明るい豊かな社会の実現のためには、継続性のある力強い組織であることが必要です。公益社団法人に移行した高松JCは、メンバー一人ひとりが公益社団法人として存在する意義を十分に理解し、より地域に根差した事業の展開と組織の運営が求められます。本年はNEXT VISION60[3]を実現する一年目として、青年会議所においてメンバーが一同に会する例会では、メンバーの資質をより向上させ、人としての成長に繋げて参ります。何事にも挑戦し続ける高い志をもち、地域から必要とされるリーダーとなるべく自己研鑽に励み、未来の明るい高松を創造するための有益な機会とします。

青年会議所の魅力のひとつに、ネットワークを生かした無限に広がる出会いがあります。香川ブロック協議会、四国地区協議会、日本青年会議所、そして国際青年会議所に出向するメンバーが活躍・発信する場においても、多くのメンバーで積極的に参加することで意識を高め、LOM[4]一丸となり精一杯支援し、ネットワークを構築します。そこでは志を同じくするメンバーとの出会いがあります。世界の仲間たちとの友情を培い、多くの気づきや学びを得ることができ、その経験はかけがえのない宝となり、自己研鑽や理想とする社会の実現に向けた明日への活力となります。また、各諸大会では、参加するメンバーが積極的に各種ファンクション、セミナー、フォーラムに参加し学びを得るような丁寧な案内や思いやりのある設営を心がけ、多くのメンバーの参加を募ることで自己成長へ繋げます。

私たち高松JCは、60年受け継がれてきた歴史や伝統を重んじ、青年会議所ならではのネットワークや地域との繋がりを大切にしながら高松JCの運動・活動を各種メディアとの連携によって幅広く効果的に発信し続け、組織への信頼性を高め、誇りと責任を持つ力強い団体へと成長して参ります。


[3]NEXT VISION 60:(公社)高松青年会議所が創立60周年の際に今後10年間の運動指針を掲げたビジョン

[4]LOM:各地青年会議所(本文では高松JCのことを指す)

 

■仲間を思い合える人に

「一言よく人を生かす」という言葉があるように、言葉が人に及ぼす力はまことに甚大であります。青年会議所活動の中で失敗し、挑戦することを恐れることや、素直に感謝の言葉を伝えきれない時など、日々沢山思い至ることがあります。その中で、心揺さぶられる、勇気をもらえる、笑顔になる言葉を仲間がかけてくれます。思いやりの言葉が人に夢や希望を与え、感動をもたらします。そして、一歩前へ進む勇気をくれます。一人ひとりが思いやりの心を持ち、仲間を思い合える優しい心を持った人へと成長して参ります。

■最後に

青年会議所が発信する運動には、市民の意識を刺激し変革する力があります。その力とは、諦めない情熱と一歩前に進む勇気から生まれる行動力です。私たちは笑顔溢れる明るい社会を目指し、信じ合える仲間とともに、笑顔と思いやりと感謝の心を大切にして挑戦し続けます。
公益社団法人高松青年会議所は、強い信念をもって未来を見据え、人の成長や地域社会の発展のために青年会議所運動を展開し行動して参ります。

      一度きりの人生だからこそ、志高く、挑戦し続けよう
自らの可能性に一瞬の迷いもなく、自信をもって積極的に行動しよう
~笑顔溢れる明るい社会のために~